
2019年10月20日。中村うさぎさんのセミナーに参加してきました!一個人のファンの私は初対面。中村うさぎさんの第一印象は……
「オバサンって呼び方が、これほど似合わない女性はいない」と。中村うさぎさんは、還暦を過ぎたばかりの方ですが見事に女でした。
TVや雑誌で見るよりも小顔でパッチリ二重が元々は美人だと思いました。話すとハスキーで低いトーンの声が妙に色っぽく、かつては「新宿二丁目の女王」っと呼ばれていた貫禄がありましたよ。
小説家であり芸能人って一般人とは人種が違うような気がしてなりませんでした。
現在は難病を患っているせいか話しながら時々手が震えているんですね。辛そうでしたが、そんな素振りは全く見せないプロ意識はカッコよかったです!
2時間のトークは、あっという間。
さて。
今回はどんな話をしてくれたのかネタをお伝えします!
男女関係が上手いくコツの話
男女の付き合い始めはトイレと贅肉はNG! お話し。
しょっぱなから下(しも)の話になってしまいますが
「男性の前でウ〇コの素振りはみせるな!」です。
男性も女性がウ〇コをするのは分かっていますが、好きな女性がウ〇コをしてる姿を想像したら嫌いになってしまった、という話は実際に聞いたそうです。
さらに。
ある男女がホテルに行った時、女性がトイレでウ〇コをしていたそう。トイレの鍵を閉めなかった彼女は彼にドアを開けられてしまいました。
トイレから漂ってくる臭いや彼女のが便座に座った姿を見た男性は、瞬時に心も体も萎えてしまい、彼女との付き合いもギクシャクしてしまったとか。
人間の生理現象とはいえ、恋人として付き合っている関係では「ウ〇コ、オ〇ッコはしないわよ~ ♪くらいに振舞ったほうがいい」とのことです。
それから贅肉。
中村うさぎさん⇒ 「私ってこんなにお腹がでているの! アハハと、わざわざ自ら贅肉を見せることはしないほうがいいですよ。1度引かれてしまうと後がキツイからね~」
なるほど。
男性の前での立ち振る舞いは美しくしないといけない生き物なんでしょうかね、女って性は。女性はファンタジーでも何でもないのになって思うけど、ウ〇コで男性に引かれるのはキツイですよね。

気を付けなくちゃ。
マウンティング女子は超NGの話
マウンティング女子は必ず嫌われます! お話し。
マウンティング女子って必ず周りに一人はいませんか?
こんな感じの人 ↓↓
「他の男性と話したら彼がヤキモチやいちゃって……子供みたいで~」
「職場で男性の店長から気に入られて、他の同僚に意地悪されたから「やめてください」って言ったけど、しつこくて困っちゃう」
「私の実家って港区虎ノ門にあるの。ビルに囲まれてるから、上向かないと空が見えなかったわ。田舎はいいわよね~。空はよく見えるし空気もいいわ」
「私と主人は遠距離恋愛してたの。結婚して毎日会えるから幸せ」
まだまだマウンティング女子のセリフはありますが、イライラしてきたので、これくらいでやめておきますね。

自分で書いておきながら勝手だねぇ。
特に40歳過ぎのババァのマウンティングは、見ちゃいられない! とキレのあるセリフに、セミナー参加者は30代半ば~40代くらいの女性が多かったんですが皆さん笑ってました。
私は笑いながら大きく頷きました!
お金は貸したら「あげた」と思え!
お金は貸したら返ってこない! お話し。
ある日、中村うさぎさんの御主人(ゲイ)に彼氏ができたそうです。中村うさぎさんは紹介された御主人の彼氏が好きじゃない。嫉妬ではなく人として嫌だなと。
しばらくして御主人が彼氏に30万貸したと告げられた時は「マジか? あんな男に貸したら返ってこないよ」と思っていたら、本当にお金を返す気はなさそう。
そこで中村うさぎさんは ” 提案 ” をしたんですね。
「私は家の中を片付けられないから、家の掃除を10回やったら返済は免除する。全てをやるのは大変だろうから仕事部屋の段ボールに入れてある本を本棚に戻して欲しい」
作家・中村うさぎさんの家にはどれくらい本があるのか、はっきり仰ってなかったけれど、おそらく段ボールは何段にも積み重なるくらい相当数あると思います。
返済額30万なので1回3万円ですね。10日間もあれば全額返済できちゃいます。失礼だけど、あまりにも簡単な返済のしかたなので借りた側からすればラッキーです。
ところが!
御主人の彼氏は3回来て、その後は来なくなりました。3回来ても頑張って部屋をキレイにする様子は見られずタバコ吸ってヘラヘラいい加減にやってたそうです。
結局、残り21万のお金は返ってこないまま。
(その後の御主人と彼氏の関係は分かりません。話ぶりから察するとおそらく関係は解消されたと思います)
買い物依存症の時のブランド物について
買い物依存症からホスト通いへ お話し。
中村うさぎさんは買い物依存症の書籍も数冊出版されています。ハイブランドを購入しまくり出版社から「前借り」して生活をつないだことも過去に一度だけあったようです。
「買い物依存はギャンブル、ゲーム依存と同じだよ。『気に入った物を手に入れた』『ギャンブルで勝った』『ゲームで敵を倒した』時の快感が欲しくて繰り返しちゃうんだって。アルコール、薬物とは違うの」と詳しく説明してくれました。
そして買い物依存症の時のことも話してくれました。
「ブランド店の鏡は魔法の鏡だよ。細く見えるのね。いざ家で着てみると『何じゃこれは?』となるのよ」
「エルメスのバーキンは3つくらいあるけど見栄で買った」
「今は体型が変わって着れない服あるから、質屋さんに売ったりダンナの姉にあげてるかな」
一時期は月450万くらい使ったことがあるようですが、買い物依存から抜け出せたきっかけは「歌舞伎町のホスト通い」が始まったからだそう。
「だけどね、ブランドのドレスで手放したくないものがあってね、イヴサンローランのドレス。私にとって芸術品よ。芸術品って、たとえば絵画だと有名な人は、ものすごく高額じゃない?それに比べれば安いしね」

確かに。ハイブランドの美しさって服や小物というより作品って感じがする。
さいごに
中村うさぎさんと言えば、整形、買い物、離婚、ゲイの外国人との結婚、汚部屋、ホスト通い、デリヘルと破天荒な生き方で有名です。
セミナー中は鋭い観察力や話のテンポの良さと、さりげない優しさが伝わってきました。年下で一般人の私が言うのはおこがましいですが、とても繊細な方だと思いました。
ご夫婦仲良く長生きして欲しいと心から願っています。
ここまでお読みいただきして、ありがとうございます。

それでは、また。